調べてビックリ!探知犬の種類と犬種!訓練方法!
スポンサードリンク
スポンサードリンク
最近、テレビでも目にすることが多くなった探知犬。活躍する現場を見ていると、この子たちはどうやって、こんな仕事ができるようになったんだろうって。気になったので、さっそく調べてみました。
ここでご紹介するのは、探知犬の種類と犬種、訓練の内容、そして、どうやったらハンドラー(犬と一緒に仕事をする人)になれるのかということです。
では、まずは探知犬にはどんな種類があるのか、ということからご紹介していきます。
〇探知犬にはどんな種類があるのだろう
探知犬というと、テレビでもよく取り上げられる、空港で持ち込み禁止の食品を見つける犬、検疫探知犬がまず頭に浮かびます。このほかにも、
・爆発物探知犬
という仕事をする犬もいます。
麻薬探知犬とは、その名のとおり、麻薬を見つける犬ですね。爆発物探知犬は、最近になって耳にするようになった犬。こちらは爆発物を見つける犬です。
この犬たちについては、あとで詳しくご紹介します。
先にご紹介した探知犬以外にも、いろいろな仕事をする犬がいますよ。
・銃器探知犬
・がん探知犬
・シロアリ探知犬
・トコジラミ探知犬
銃器探知犬は、その名が示すとおり銃器を見つける仕事です。日本でも活躍していて、空港などで不正に持ち込まれる、銃器を見つけるために頑張っているそうです。
がん探知犬は、あまり耳にすることがないですが、日本にも数頭の犬がいるそう。がんを見つけるのは、尿のにおいで。部位までは分からいけれども、その人にがんがあるということを、ほぼ間違いなく見つけることができるそうです。
シロアリ探知犬は、木造住宅をダメにするシロアリを見つけてくれる犬。日本でも活躍しています。シロアリ探知犬の特徴は、においでシロアリを発見できること。ですから、家の壁を壊したりすることなくシロアリを見つけられるのです。凄いですね!
トコジラミ探知犬は、トコジラミという小さな虫を見つけてくれる犬。トコジラミに刺されると、ものすごいかゆみが襲ってくるそう。それはねられないくらいなんですって。トコジラミは大きくても8㎜くらい。人間が見つけるのは難しいですが、犬の嗅覚だとあっという間に見つけてしまいます。その速さは、1LDKだと2~3分ですって。こちらも凄いですね。
私たちの回りには、気がついていなかったけれども、たくさんの探知犬が活躍しているのですね。
では、続いて、探知犬の犬種をご紹介しましょう。
探知犬のにはどんな犬種があるの?
探知犬に採用される犬種は、主に4種類です。
・ビーグル
続いて、探知犬別に、採用されている犬種をご紹介しましょう。
・検疫探知犬:ジャーマンシェパード、ラブラドールレトリバー、ビーグル
・爆発物探知犬:ジャーマンシェパード、ラブラドールレトリバー、ビーグル
・銃器探知犬:ジャーマンシェパード、ラブラドールレトリバー
・ガン探知犬:ラブラドールレトリバー
・シロアリ探知犬:ビーグル
・トコジラミ探知犬:ビーグル
探知犬はどんな訓練をしているの?
ここでは、探知犬がどのような訓練をしてるのか、ご紹介します。
検疫探知犬の訓練とは
まずは、検疫探知犬。検疫探知犬は、導入当初は、オーストラリアで訓練を受けていましたが、今は成田空港探知犬訓練センターで訓練が行われます。
訓練は、日本に持ち込めない生ものなどを、嗅ぎ分ける訓練ですね。このほかに、ハンドラーといわれる犬と一緒に仕事をする人に、探知するものを見つけた時の伝え方によって、2つの訓練方法があるんですって。
まずは、探知するものを見つけた時、前足でたたく、鼻をこすりつけるというような反応をするように訓練する犬。この犬をアクティブドッグといいます。
もう1つは、探知物を見つけた時、その場所に座って、ハンドラーに知らせるように訓練される犬。このような訓練を受けた犬をパッシブドッグといいます。
アクティブドッグは、空港で、利用客の目につかないところで主に仕事をします。この仕事に採用される犬は、ラブラドールレトリバー。
パッシブドッグは、空港内の利用客がいるところで仕事をする犬。こちらではビーグルが活躍しています。
私たちが目にすることが多いのは、ビーグルですね。なぜ、ビーグルが採用されているのか。それは、あなたもお分かりのように、かわいいからです。利用客が怖がらないということですね。
麻薬探知犬の訓練とは
麻薬探知犬の訓練は、先にもご紹介しました「東京税関監視部麻薬探知犬訓練センター」だけで訓練が行われているそうです。なぜ、ここだけなのか、というと、本物の麻薬を使ってにおいを覚える訓練をするからですって。
麻薬探知犬になるためには、4カ月の訓練期間があるのですって。でも、訓練を受けても、麻薬探知犬として認められるのは約3割だそう。狭き門なんですね。
訓練は、まず、回りでどのようなことがあっても、においをかぐことに集中できるように訓練が行われます。
次に、筒状に巻いたタオルを使った訓練です。このタオルのことをダミーと呼ぶそうです。この訓練で大切なのが、見つけたら、とにかく褒めてあげることなんですって。犬にダミーを見つけることは楽しい、遊んでもらえるということを覚えさせるのです。
ここまでうまく行くと、次はダミーに麻薬の入った袋をつけ、土の中に埋め、見つけさせる訓練をするそう。麻薬のにおいを見つけると遊んでもらえる、ということを覚えさせるのですね。
最後は、バッグや靴など、現場と同じような場所に隠したものを見つける訓練です。ここでも、見つけたら遊んであげることが大切なんですって。
あつ、そうそう、麻薬探知犬にも先にご紹介した、アクティブドッグとパッシブドッグの2種類があります。
爆発物探知犬の訓練とは
爆発物探知犬の訓練は、麻薬探知犬の訓練と同じだそう。でも、1つだけ違うのは、「慎重さ」なんですって。
たしかに、爆発物を探知するのって、危険がありますからね。そういうことから、麻薬探知犬よりも、慎重さを求められるということなんでしょう。
銃器探知犬の訓練とは
銃器探知犬の訓練も、麻薬探知犬の訓練とほぼ同じだそうです。
ハンドラーの仕事に就くにはどうすればいいの?
ハンドラーって、犬が好きだったら、やってみたいと思いますよね。で、調べてみました。
麻薬探知犬のハンドラーになるには、まずは東京税務署の職員になる必要があります。
検疫探知犬のハンドラーになるには、動物検疫所から業務を委託されている会社に就職することです。
このほかの探知犬については、私が調べた範囲では分かりませんでした。
ハンドラーに必要なこととは
犬の行動や表情をよく観察すること、犬をケガさせないよう周りの状況をよく見ること、犬を飽きさせないこと、といったことが求められるそう。
あと、犬とたくさん遊んであげる、犬の世話する、といった毎日が続くので、体力が求められる仕事でもあるようです。
まとめ
探知犬って、ほんといろいろな種類があるんですね。私たちにもよく知られている探知犬もいれば、私たちの目の届かないところで活躍している探知犬もいます。
私も今回調べてみて、ほんとビックリしました。今度、空港に行ったときは、探知犬を探してみようかと思っています。
ただ、探知犬を見かけても、声をかけたり、写真を撮ったりすることはダメなんですって。あの子たちも仕事中ですから、邪魔しないように気をつけないといけませんね。