これで分かった!ガソリのン価格が急落するのはなぜなのか!
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今まで高かったガソリンの値段が、急に下がることがあります。こんなことがなぜ起こるのか。分かりやすくご紹介していきます。
- ガソリンの価格が急落したり高騰したりする理由とは
- ガソリンの価格はどうやって決まっているの?
- 原油の価格が半分になった!でもガソリンの価格は半分にならない、なぜ?
- 原油の価格が下がっても、すぐにガソリンの価格が下がらないのはなぜ?
- ガソリンを価格が急落したときに買いだめできないの?
- まとめ
ガソリンの価格が急落したり高騰したりする理由とは
ガソリンの価格が急落する原因は、原油の値段が下がったことが大きな理由でしょう。
そして、ガソリンの原料となる原油の価格が下がる理由として、一番に考えられるのは、需要と供給の関係ですね。
価格は、ほしい人が多くなれば、上がります。一方、ほしいと思う人が少なくなれば、下がります。原油の値段も同じことなんですね。
どのような時にほしい人が増えるのかというと、景気が良くなって来たときでしょう。景気が良くなれば、流通や建設工事など、原油やガソリンを使う機会が増えます。それで、高くなっても購入してもらえますから、原油の値段は上がっていくということになります。
一方、原油の値段が下がるときですが、これは景気が悪くなった時といえるでしょう。景気が悪くなれば、原油やガソリンを使う量が少なくなります。買う人が減れば、原油の価格も下がっていきます。
あと、原油の生産量が多くなりすぎた場合も、原油の価格が下がります。たくさん生産したけれども、あまり売れなくなってしまった。これは困った。だったら、少し安くして買ってくれるところを見つけよう。このようなことが起きると、原油の値段は下がります。
誰でも、同じものであれば、安いほうを選ぼうとしますものね。
皆が安いほうを選ぶようになると、原油を輸出している他の国も値段を下げなくてはいけなくなります。その結果、原油の値段が下がるということにもなりますね。
ガソリンの価格はどうやって決まっているの?
ガソリンの価格は、ガソリンスタンドが、勝手に決めているのではありません。いろいろな税金や経費が積み重なって決められています。ざっとですがこのような税金や経費が掛かっています。(税金は、変更される場合があります。あくまでも参考としてお考え下さいね)
・原油の値段
・石油税
・貯蔵費
・運賃
・精製費用
・油槽所費用
・ガソリン税
ここに、石油会社の利益と、ガソリンスタンドの利益、そして消費税がついて、ガソリンの価格が決まります。
最終的には地域での価格競争
では、なぜ地域によってガソリンの価格が変わるのか。それは、もうお分かりでしょうが、その地域での価格競争です。
私たち、どうしても1円でも2円でも安いところがあれば、そのガスリンスタンドへ行きますよね。自分のところのお客さんが、他のガソリンスタンドへ行かないようにするためには、安いところの値段に合わせる必要があります。
ガソリンスタンドの多い地域では、価格競争が激しくなり、ほかの地域よりも安くなるということが起こるのですね。
原油の価格が半分になった!でもガソリンの価格は半分にならない、なぜ?
先にもご紹介しましたが、ガソリンの価格には、原油の値段、税金、輸送費、そして会社の利益などが含まれています。
ガソリンの値段のうち、原油の値段が占める割合は、約4割といわれています。ですから、原油の値段が半分になっても、ガソリンの値段は半分にはならないのですね。
ちょっと簡単に計算してみましょう。ガソリンが1リットル150円とします。この中で原油の値段が占める割合は、60円です。原油の値段が半分になったとしたら、この60円の半分が下がったということですね。
だから、30円くらいしか値段が下がらないということになります。
原油の価格が下がっても、すぐにガソリンの価格が下がらないのはなぜ?
原油の価格が下がったのに、なかなかガソリンの値段が下がらない。これって不思議ですよね。
原油の価格が下がっても、ガソリンの価格に反映されるには、約1カ月くらいかかるといわれています。なぜ、このようなことが起きるのかといいますと、安くなった原油が、私たちの町で、ガソリンとして売られるまでに、約1カ月かかるからです。
日本が購入している原油は、主に中東です。そこからタンカーに乗せられ、日本まで運ばれます。そして、製油所というところで、ガソリンが作られます。これだけ時間がかかりますから、すぐに値段が変わるということがないのですね。
原油の値段が下がってても、あまりガソリンの値段が下がらないのはなぜ?
先に原油の値段が下がっても、ガソリンの値段はあまり下がらないとお伝えしました。
で、それ以外にも理由があって、原油価格が上がった時と、下がった時の、ガソリンの値段への反映する金額が違うからです。一般的に、原油が上がった時のほうが、下がった時よりも大きくガソリンの値段に反映されます。
原油の価格が5円上がったら、ガソリンは2円上がる。でも原油が5円下がった時は、1円しか下がらない。こんな感じです。
「値段を下げると、もうけが減るから?」
こう思ってしまいますよね。でも、そういう訳ではないようです。原油の値段が上がっても、ガソリンの価格を上げることが、難しいという時もあります。
例えば、レギュラーガソリンが155円だっとしましょう。ここで原油の値上がり分をガソリンの価格に乗せてしまうと、私たちが買い控えをしますよね。
ですから、原油の値上がり分を、そのままガソリンの価格に乗せることができない、ということになるんですって。
で、この時の損失分(ガソリンの価格に乗せられなかった分)を、原油が値下がりしたときに補填する、ということになるんだそうです。
ガソリンを価格が急落したときに買いだめできないの?
ガソリンは、火災を起こす危険性が高いので、専用の容器に入れていても、家などで保管することはやめましょう。
あと、ガソリンを灯油用のポリ容器に入れることは、法律でも禁じられています。
ガソリンをポリ容器に入れていると、ポリ容器の蓋から、気化したガソリンが漏れることがあります。この気化したガソリンは、静電気などで発火します。一度発火すると、爆発的に燃えます。絶対にポリ容器で保存しないでくださいね。
まとめ
ガソリンの価格が急落する理由。うまくお伝えできたでしょうか。
この記事が少しでもお役に立てばうれしいです。