これで解決!冬でもアカシア蜂蜜が固まらないワケとは?
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純粋蜂蜜は気温が下がると、白く固まる。固まらないのは混ざり物が入っているから。こう考えてしまいます。
でも、純粋ハチミツの種類によっては、気温が下がっても固まらないものもあります。その代表がアカシア蜂蜜。
ここでは、アカシア蜂蜜が固まらないワケを詳しくご紹介します。
アカシア蜂蜜はなぜ固まらないの?
アカシアの蜂蜜は、果糖の比率が高いので、固まりにくいのです。続いて、固まりにくい理由をご紹介していきます。
固まる蜂蜜と固まらない蜂蜜の違いは?
固まるハチミツと固まらない蜂蜜の違いは、主成分の違いです。蜂蜜の主成分は、果糖とブドウ糖。
ブドウ糖が多いものは固まりやすく、果糖の多いものは固まりにくいのです。
以下は果糖の多いものから順番に並べてみました。
・ニセアカシヤ、リンゴ
・レンゲ、クローバー
・ナタネ、ウド
ニセアカシアというのは、アカシア蜂蜜がとれる花の名前です。アカシアというと、黄色い花のミモザアカシアを連想しますが、ミモザアカシアは蜂蜜が取れません。蜂蜜が取れるのは、白い花のニセアカシアなのですね。
ナタネやウドから取れた蜂蜜は、果糖が少なく、ブドウ糖が多くなりますから、白く固まりやすい蜂蜜です。
レンゲやクローバーの蜂蜜も、気温が低くなったり、冷蔵庫で保管したりすると、白く固まってしまうことがあります。
水あめなどが入っているから固まりにくいのではないの?
お店で売られている蜂蜜の中には、水あめなどが混ぜられているものもあります。このような蜂蜜は、加糖蜂蜜といわれ、固まりにくい蜂蜜です。ラベルに加糖蜂蜜と書かれていれば、水あめなどが加えられている蜂蜜と分かるでしょう。
もう1つ固まりにくい蜂蜜があります。それは、蜂蜜に含まれる花粉などを取り除いたものです。花粉は、蜂蜜が白く固まる核になりますから、花粉を取り除くと、蜂蜜は固まりにくくなります。
ただ、花粉を取り除いた蜂蜜は、ラベルでは純粋蜂蜜と見分けることができないので、分かりにくいでしょう。
蜂蜜はなぜ固まるの?
蜂蜜が固まるのは、先にもご紹介しましたが、花粉が入っているからです。花粉を核にして、ブドウ糖が集まり、白い結晶ができます。これが蜂蜜が固まってしまう理由です。
そして、16℃以下になると結晶ができやすくなります。ですから、気温が低くなると蜂蜜は固まりやすくなるのですね。
ただ、固まったとしても、風味や成分は変わりません。固まっても、焼き立てのトーストなどにつけて食べれば、いいかもですね。
固まりやすい蜂蜜を見分ける方法はあるの?
最も分かりやすいのは色でしょう。色が濃い蜂蜜ほど固まりやすいようです。
色が濃い蜂蜜は、ミネラル分も多くなりますが、香りも強くなります。そして固まりやすくなります。ただ、固まっても、先にご紹介したように、風味も成分も変わりません。
国産アカシア蜂蜜と輸入されたアカシア蜂蜜では違いはあるの?
国産のアカシア蜂蜜は、採取されてからすぐに私たちの手元に届くので、品質が劣化する可能性は低いでしょう。
一方の輸入されたアカシア蜂蜜も、輸送中に温度管理がしっかりできていれば、品質が落ちることは少ないようです。
蜂蜜は、47℃以上になると色や香り・酵素などの成分が損なわれるといわれています。ですから、輸送中に温度が上がると品質が落ちてしまうことになります。
ただ、輸送中の温度管理がしっかりできていれば、アカシア蜂蜜の品質は落ちることは少ないとされています。
まとめ
アカシアの蜂蜜は固まりにくい蜂蜜です。
それは、水あめなどが加えられているからではなく、アカシアの蜂蜜の成分、果糖が固まりにくくさせているのです。
アカシアの蜂蜜は、香りにクセがなく、甘すぎるということもなく食べやすい蜂蜜です。
あなたも一度試されてはいかがですか?