保健所とはどんな所なの?何をしているの?わかりやすくお伝えします
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保健所はいったいどんな所と聞かれても、はっきり答えることってできませんね。何をしているのということを聞かれても、今一つ分かりません。
カンタンにお伝えすると、保健所はお医者さんや、看護師さんなどがいて、病気の予防、健康づくり、心の病気や難病の解決などを行っているところです。
保健所とはどんな所なの?
保健所は、私たちの生活に深いかかわりのある行政の窓口です。
例えば先にご紹介した予防ですが、感染症や、法定伝染病などの予防対策などを行っています。あと、電話での相談や、抗体検査の受付なども行っています。
保健所には、お医者さん、薬剤師さん、獣医師の先生、保健師さんなどが常駐していて、ほかにも、診療放射線技師さんや管理栄養士さんといった方々もおられます。
あと、所長はお医者さんが務めています。
保健所はどんな仕事をしているの?
犬の登録申請や鑑札の交付も保健所の仕事。狂犬病の予防注射を受けたら、予防注射を受けたという「狂犬病予防注射済票」を交付するのも保健所の仕事です。あと、動物の飼養(しよう)許可を出すのも保健所なのです。
食べ物を販売するお店や、食べ物を作る会社の許可や監視ということも保健所の仕事。美容室や散髪屋さん、クリーニング店やホテル、大衆浴場などの営業許可や指導などもしています。
このほかには、害虫の相談も保健所の仕事で、飲み水の水質検査なんかも保健所の仕事なのです。
健康に関することなら、ほとんど保健所が関わっているといっても良いでしょうね。
でも、こんなに私たちの生活にかかわりのある保健所ですが、なぜ、よく知らないのか。それは、私たちが直接かかわることが少ないからだろうと思います。
例えば、赤ちゃんが生まれた時にもらう母子健康手帳は、保健所ではなくて、保健センターでもらうんですね。あと、予防接種なんかも保健センターで。
健康診断や検診なんかも保健センターのお仕事です。このあたりが、私たちが保健所についてよく分からない、って感じるところなのでは。
保健所はどこにあるの?
保健所は、都道府県、政令指定都市、中核都市、特別区などにあります。都道府県は分かるのですが、政令指定都市とか中核市ってどんな都市なのでしょうか。少しご紹介しますね。
政令指定都市とは、人口が50万人以上の都市。中核市とは、人口が20万人以上の都市。このほかにも都市の規模などが、指定の条件としてあります。特別区は、東京都の区です。
政令指定都市や、中核市、特別区以外の市町村は、都道府県の保健所が設置されます(隣接する複数の町を管轄します)。
ですから、1つの町に必ずある、ということでもありません。
保健所と保健センターの違い
先にもご紹介しましたが、保健所と保健センターは役割が違います。
保健所は、専門的な技術で地域の保健活動を行っています。その地域では中心的な役割を果たしています。
保健センターは、保健所よりも私たちにとって身近な存在。こちらも先にご紹介しましたが、母子健康手帳の交付や予防接種など、地域の住民の健康づくりにかかわるサービスがメインです。
保健所と保健センターの仕事の違いを少しご紹介しましょう。
母子保健事業では、保健所も保健センターもともに、「健康診断」や「保健指導」を行います。
保健所は専門的な診査を受け持ち、保健センターは一般的な診査を受け持ちます。
例えば、1歳6か月児検診や3歳児検診は、保健センターが行います。一方の保健所は、長期療養児などへの療育相談といった専門的な仕事になります。
まとめ
保健所とはどんな所なのか、何をしているのか、ということについてご紹介してきました。
私たちの生活に深くかかわっているところだ、ということを、お伝えすることはできたでしょうか。
あと、保健所と保健センターの違いについてもご紹介しましたが、うまくお伝えすることはできたでしょうか。
うまくお伝えできていれば幸いです。