ハンコ文化はなくすほうがいい?便利?不便?両方の意見を探してみた
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ハンコ文化はなくしたほうがいい! という意見が大きくなってきています。テレワークが進むにつれて、ハンコのためだけに出社するという人もいるよう。
世界中を見渡しても、日本以外では、サインが主流。ハンコは日本だけのもの。だから無くしてしまったほうがいい、という意見が大きくなってきているのでしょう。
実際、銀行でも行内では印鑑を使わなくなっている、というところもあるそうです。行政の場でも、書類にハンコを必要としなくてもいいものが増えています。
ここでは、ハンコが必要なのか、不必要なのか、双方の意見を調べてみました。そして、本当に海外では、ハンコは使われていないのかということも。
では、さっそくご紹介していきましょう。
- ハンコ文化はなくしたほうがいいという考え
- ハンコはあったほうがいいという考え
- ハンコ文化、本当に日本だけのものなのか?
- サインでイタイ体験をした人も
- ハンコをデジタルでも安全に利用できるようにする方法もある
- まとめ
ハンコ文化はなくしたほうがいいという考え
福岡市では、2019年の10月までに、申請書類の半数以上をハンコ不要としているそう。その後もこの方針は変わらず、少しずつハンコ不要の範囲を増やしていくとしています。
千葉市は、2014年(平成26年)から約2/3の手続きで、署名かハンコかの選択制に変えているそう。茨城県では、ほぼ100%電子決済が可能になっているんですって。
ハンコは非効率?
上司が出張などで、ハンコがもらえずに書類が滞ってしまう、ということがあります。電子決済ができれば、どこにいてもすぐに決済ができるのに。
だからハンコは非効率と。
また、若い世代にはハンコは評判が悪いよう。ネットでハンコ文化を批判する意見が出たら、たくさんの賛同を得たことも。
たしかに、ハンコ1つで、書類が数日滞るようなことになったら、それは機会損失になる可能性があります。この意見には納得できますね。
企業でも、ハンコ文化から脱出しようとするところが増えています。
ハンコはあったほうがいいという考え
ハンコは変形しにくい、そしてサインのような再現不一致が起こらないという意見。この意見では、データの改ざんの心配がない、というメリットもあるとのこと。
また、体の不自由な方でもハンコは取り扱いがラクという意見もあります。
ハンコは認証として能率的である
決裁権のある人は、1日に何枚決済をしなければいけないか。そのたびにサインをするより、ハンコをポン通すほうが能率的だという意見もありました。
この意見、なるほどなと思いましたね。たくさんの書類にサインをしていったら、手首が持たないでしょうから。
ハンコ文化、本当に日本だけのものなのか?
ハンコは世界中で日本だけしか使われていない。このような意見、よく耳にします。では、本当にそうなのでしょうか。少し調べてみたら、ありました。
アメリカでも、大量の書類にサインをしなければならない人は、ハンコを使っているそう。特に、特定の人がサインしなければいけない場合など、サインのハンコがよく使われるんですって。
つまり、日本以外でも、利用する人は一定数いるっていうことなんですね。
サインでイタイ体験をした人も
日本で、海外の銀行に口座を作った時、サインで口座を作ったそうです。で、口座を解約しようとしたとき、開設の時のサインと違うといわれて、何度も書き直しをしたんですって。
サインだとこんなこともあるんですね。そういえば、海外旅行に行ったとき、トラベラーズチェックを使ったのですが、サインは日本語の漢字で、楷書で書くほうがいいといわれました。
それは、サインだと、慣れていないから、違うサインだといわれることがあるから。そして、漢字だと真似されにくいからとも。
サインで済ます場合は、こんなトラブルもあるんですね。
ハンコをデジタルでも安全に利用できるようにする方法もある
ハンコについて無くしたほうがいいという考えと、あるほうがいいという考え、両方見てきましたが、結局は、使いやすい方法を選ぶほうがいいのではと思っています。
では、デジタルでハンコが使えるようになれば、それはまた便利ではないかと。上司が出張していれば、上司のパソコンに書類を送って、デジタルでハンコをもらう。そして送り返してもらう。
こうすれば、時間のロスも減るのではと思うのですが。
で、あるハンコメーカーが考え出しました。ハンコを電子印鑑として登録して、どこにいてもハンコが押せるシステムを。
このシステム、すごい所は、それぞれのハンコにIDがついているということです。ですから、ほかのハンコを使って、文章を作るということも防ぐことができます。
どうしても紙の書類でなければいけない、ということでしたら、この方法は使えませんが。でも、プリントアウトでもいいというのでしたら、これ便利ではないでしょうか。
まとめ
私が調べた範囲ではですが、ハンコ文化はなくしたほうがいいという方は、時間のロスや、いちいち面倒、というような考えを持たれている方が多いと感じます。
でも、サインを使うと困ったことになることもあります。
一方、ハンコは残したほうがいいという方は、改ざんの心配が少ないといったことが多いかと。また、日本だけでなく、海外でも書類をたくさん処理しなくてはいけない方は、ハンコを使っています。
でも、ハンコだと誰が押したか分からない、というセキュリティの問題も。
ハンコ文化について、なくしたほうがいい、残すほうがいい、両方の意見を見てきましたが、私は、その時使いやすい方を選べばいいのではという結論に。
デジタルでも使いやすいハンコが、開発されていますから、そんなものを使うのも一手ではないかと。
あなたはどうお考えになりますか?